いっしょに子どもを育てよう

夫婦で一緒にがんばろう。そう思えるまで10年かかった私たち。子どもって十人十色、夫婦の在り方もそれぞれ違う。だからみんな日々悩んでいる。それならみんなで「一緒にがんばろう」

子どもの育て方は経済学者に聞いてみよう

こんにちは、ぴよもんちです。

今日も仕事に家事育児と頑張るみなさん、おつかれさまです。

私も 知的の仲間入り 



目次

 

 

米国最強経済学者にして2児の母が読み解く子どもの育て方ベスト

という本を読みまして。

 

経済学者が育児本!

おおー!!

と思って読みました。

 

ん。

難しいこととか

ちょっとよく分からないことも

結構書かれていて

それはそれで

面白い内容の本でした。

 

頭の良い方が考えた見方というか

統計や調査の背景とか

いろいろな論文や書籍と照らし合わせて

「子どもの正しい育て方とは?」

を説いていました。

 

 

私が共感した内容を

いくつかご紹介します。

 

 

①出産後のママに何が起きるか男性だけでなく女性もほとんどが妊娠するまで気にしない

 

赤ちゃんや子どもは

弱い存在

守るべき存在

として必然的に

保護の対象になるけれど

妊婦や産後の女性は

何が起こる可能性があって

なぜ保護されるべきか

というのを

アナウンスする育児書が

圧倒的に少ない

 

というお話です。

確かに

学校で受ける性教育

産前産後の女性の体について

詳しく説明しているのは

聞いたことがないと言いますか。

そもそも性教育が遅れている

と未だに言われ続けている日本で

親はこういったセンシティブな内容を

どう子どもに伝えたらいいのか

悩む人が多いのではないでしょうか。

 

産前産後の女性の体の変化を

「知らなかった」

で済ますことがないようにしたいです。

学校や成長の流れだけに任せず

親が実体験と共に

話して聞かせる機会というのが

じつは一番

子どもの心にストンと

入っていくのではないでしょうか。

 

実際私自身も

私を身籠ったときの母親の話を

自分が妊娠して初めて

聞くことになった経緯があります。

それだけ

当事者になるまで

「自分には縁遠い、特別関係ないこと」

という認識が

無意識のうちに芽生えていたのだと思います。

 

子どもの人生を

より豊かにしてあげたい。

できれば失敗や悲しい思いは

最小限で生きていってほしい。

親としてそう望むなら

こういったセンシティブな部分にも

目を向けていく必要があり

まだまだ親の育て方が

大きく影響する部分だな

と思います。

 

 

 

 

 

②産後は夫婦生活は基本的に悪化するもの

 

うんうん。

私もすっごく当てはまります。

5人とも

産後の夫婦生活悪化はありました。

 

本の内容によると

母親の方の

夫婦生活に対する満足度

産後は一時的に低下するらしいのです。

そして

妊娠・出産前の

夫婦生活の満足度が高いほど

回復は早いというデータがあるそう。

 

私が本当に

まさにそれです。

よっちゃんの産後まで

絵に描いたようなワンオペ育児。

自分が育児ノイローゼだなんて

気付きもしないくらい

目まぐるしい日々でした。

結果、離婚寸前まで家庭崩壊。

 

別居の末に

森くまの心の余裕が戻り

同居再開。

(正直育児ノイローゼの妻を

よく4人の子どもと一緒に残して

羽根のばせたなぁ…

と今でも思っています。

運よく老後も一緒にいたら

イジってやろうともくろみ中。)

 

戻ってきてからの森くまは

私の話をよく聞こうとしてくれて

家事や育児も積極的になり

私が何にストレスを受けやすいのか

ひとつひとつと向き合い

森くまがどう考えてその行動をするのか

面倒くさがらず教えてくれました。

 

そしてごっちゃんを授かり

「会社に1年育休取るって言ってきた」

と私との夫婦関係・子育ての向き合い方に

前向きになってくれました。

するとごっちゃん出産後

「赤ちゃんのお世話は大変」

「ママ、ママって、私ばかり」

という

いっちゃんたちの時に

当たり前に抱いていた気持ちが

まったく起きませんでした。

ふたりで同じ責任を背負って

一緒に力を合わせて過ごす育児は

充実感と幸福感でいっぱいの時間

なのだと身をもって知りました。

 

育休が明けた今もなお

その協力関係は継続で

以前とは真逆の

穏やかな関係を保っています。

 

これから子どもを授かりたい

もうすぐ出産を控えている

というご夫婦は今の時期から

ふたりの間の気持ちのすり合わせが

産後の危機を救う…かもしれませんね。

 

 

③専業主婦はメリットもデメリットもない

 

本によれば

専業主婦・主夫が

子どもの成長発達に

プラスかマイナスの影響を与える

という報告はあまりないのです。

 

共働きが増え始めたころ

「こんなに幼いうちから

保育園に入れるなんてかわいそう」

という考えの祖父母や身内

赤の他人が多かったのを

私も子どもながらに感じていました。

しかし

子どものために

ずっと働かずに家にいたとして

将来の子どもの学力や

自己肯定感に

多大な影響は与えられない

というのですから

親としては拍子抜けです。

 

本の内容を要約すると以下です。

 

家計についてを考えるのも必要だけれど

同時に自分がやりたいことにも着目して

自分の家族にとって

結局何が一番うまくいくやり方か

というのを考える必要があるのです。

 

自分は子どもと家にいたいと思うか

働きに出たいと思うか

パートナーはどう考えているのか

どちらかに我慢を強いることにならないか。

 

難しいのは

出産後の人の気持ちは変わる

ということです。

いざ生まれてみると

 

赤ちゃんと片時も離れたくない

 

かもしれないし

 

子どもは愛しているけど

月曜になったら仕事に戻るのが楽しみ

 

かもしれない。

そして子どもの年齢によって

状況や環境が変わって

人の心もまた

変わる可能性があるのです。

 

結局

何を参考にして

何を基準にして

何に重きを置いて

家のことを決めるかは

各家庭で違ってくるのです。

それが当たり前である

と専門家は言っています。

 

 

ぴよもんち家は共働きですが

今は森くまがほぼキッチンに立ち

私が子どもたちを見ます。

それでケンカがなくなりました。

お互い好きな方を選んで

行っているからだと思います。

 

私たちが家にいない間

よっちゃんたちは保育園で

どんどん出来ることが増えて

お泊りできる友だちまで作って

 

いっちゃんたちは

学校から帰って

きょうだいで助け合って

宿題や片付けを出来るようになり

キッチンの使い方も

だいぶ覚えるようになりました。

 

将来役に立つであろうことを

親がいない時にこそ学べているな

と思っています。

 

 

 

④時間の機会費用

 

最後の内容は

スマホやTVの長時間視聴が

どう問題なのか。

 

専門家たちは

これもまたいろいろな実験を行い

因果関係の証明に力を注いだそう。

 

そもそも問題なのは

どれだけ観るかの前に

子どもはテレビを見ている間

その他のことが出来なくなる

という事実です。

専門家はこの

出来たはずの「ほかのこと」によって

テレビ視聴がよくも悪くもなると言っています。

セサミストリート」で文字や単語を

覚えられるという研究結果があるそうですが

それを踏まえても

なにより親から直接教わる方が

もっとよく学習できると強調しています。

 

しかしそれは

親に余裕があって

テレビ以外の

子どものためになる何か

を与える時間がある場合。

 

仮に1時間の枠があったとして

親に余裕がなく

1時間子どもに怒鳴ったりイライラし続けるなら

子どもの好きなテレビを見せて

親も余裕を取り戻せる1時間にするほうが

ずっと健康的であると言っています。

 

絵本を読み聞かせたり

公園や自然に触れる機会を持って

子どもに関わることが良いこと

というのは知っています。

知っているけれど

人間ですから

出来るときと出来ないときが

あるものですよね。

それでも構わないよ、

「子どものため」の前に

親のゆとりが大事なのを忘れないでね、

そんなことを言ってくれていました。

 

 

 

いかがでしょう。

ここまでが

私ぴよもんちが

個人的に良いと思った内容でした。

 

ほかにもたくさん

子育ての見解が載っていますが

「子どもは2歳以上あけて産みなさい」

とか

「母乳育児が節約になるかは微妙」

ということも書かれていて

ほうほう……ええ???

と思った部分もあったり。

 

本はその人の歴史

と言いますが

本当にその通りだな

と思わされる

個性的な1冊でした。

 

 

 

 

 

今日も頑張るあなたにエールを!

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