いっしょに子どもを育てよう

夫婦で一緒にがんばろう。そう思えるまで10年かかった私たち。子どもって十人十色、夫婦の在り方もそれぞれ違う。だからみんな日々悩んでいる。それならみんなで「一緒にがんばろう」

今どきのイクメン事情。ぴよもんちの実体験を添えて

こんにちは、ぴよもんちです。

今日も仕事に家事育児と頑張るみなさん、おつかれさまです。

世のイクメンパパ フレー!フレー!

目次

 

 

 

今日はパパの子育てについてのお話。

パパが変わると家庭が変わる。

家庭が変わると世界が変わる

昭和の時代ではあり得なくても

平成の時代では物珍しくても

令和の時代では馴染みがある

パパの子育て参加。

パパの子育て参加は

家庭の未来のためにも

とても重要です。

事実、ぴよもんち家は

森くまの育休1年取得・料理担当へのシフト等で

大きく良い方向に転んだ家庭です。

 

ただ同時に

昭和、平成、令和に移り変わっても

「家庭に注力したいので」

と突然パパが宣言して

仕事を減らしてスムーズに育児を行えるものではない

という働くパパの厳しい現実があります。

 

 

いまどきパパを悩ませるイクメンブルーとは

 

女性は産後のホルモンバランスの変化と

慣れない育児と不眠不休で大変です。

ママが産後うつにならないよう

パパがケアしてあげるべき

という話はよく出てきます。

ただ

パパになった男性の

仕事でのポジションや長時間労働

産前となんら変わらないのが現状。

そこでパパまで頑張りすぎてしまうと

産後のママのメンタル豹変に加え

パパ自身は産前と変わらない状態で

通常通りの仕事と同時進行で

慣れない育児と家事を

妻のため子のためにこなそうとすれば

体調不良や心労で倒れる人がいても

不思議ではありません。

 

ぴよもんち家は

まさに典型的なそれでした。

ぴよもんちは当時

産後にひとりで3人も4人も

我が子を相手に出来る元気が残っておらず

森くまは激務なうえ交替勤務ありで

月の半分は夕方から朝にかけて

家に居ないのが当たり前。

休日はいつも疲れきっていて

子どもと遊ぶ時間より睡眠優先でないと

どうにかなってしまいそうでした。

お互い限界だったけれど

それを上手く話し合う時間も取れず

気付けば険悪な仲になっていきました。

最終的に二人で大爆発してしまい

周りにもかなり迷惑を掛けてしまいました。

その後は二人とも

「もうあんな思いはコリゴリだね」

と親や友人を頼ったり

初めてファミサポに登録し

利用させてもらったりして

今は気持ちにゆとりを持って

子育てし合えているなと思います。

 

ママの産後うつだけでなく

パパの産後うつにも

注意する必要があります。

 

女性の産後うつのピークが産後2週間前後なのに対し

男性の産後うつのピークは赤ちゃんの生後6ヶ月頃

 

不眠や腹痛、無気力感があれば要注意であること

 

真面目な人ほど仕事と育児の板挟みになりやすいこと

などの調査結果が男性にもあることを

頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

 

夫婦仲が夫婦の産後うつを救う?

ママは何にイライラしているのか

ママはイライラしているとき

理想のママ像と比べていたり

話を聞いてもらいたかったり

自分で自分を許せなかったりしています。

思うようにならなくても

それが子育てってもんだよね

と思う余裕がないのです。

 

ママが落ち着く3ステップ

夫婦はチームです。

ママは子育てにおいて

同じ親であるパパに

気持ちや状況の共有をして欲しい時が

常にあると思うのです。

そしてただ聞いてもらったあとに

「大変だったね」

「それは俺でもきっとそうなるよ」

とパパに共感して欲しいのです。

そしていつも

この場にパパが一緒だったら…

と考えているので

「俺の分まで子どもの世話をありがとう」

「いつも本当に助かるよ」

そうねぎらっても欲しいのです。

 

ダブルマザーは目指さない

イクメンを頑張るあまり

ママと同じ意識・同じレベルの家事育児

を目指そうとしていませんか?

実はこのダブルマザー状態は

子どもの心の拠り所がなくなる

良くない状態なのです。

ママのように子どもに手をかけ目をかけ

気になることがあれば指摘し

ここぞというときにママと同じように叱る。

これではパパの良さが引き出せません。

いつも子どもに細かいママだから

間にパパが入って丸く収まるという

ワンクッション性を意識して

イクメンパパを目指しましょう。

ママがずぼらで子どもに寛容すぎる場合は

パパがその逆の役割を担ったり

家庭によって違いはあるかもしれません。

どちらにしても子育てにおいて

夫婦は役割分担が大切です。

二人同時に同じ役割をする必要はないのです。

 

monchi5-kids.hatenablog.com

親父の背中より笑顔を見せよう

昔の父親像とは

いつも仕事で家を空けており

厳しく迫力があって

いつも後ろ姿が思い浮かぶ

というようなイメージでした。

親父の背中を見て育った

という男性は多いと思いますが

「今日から俺も親父の背中を見せようと思う」

と言って

仕事に明け暮れ家を空ける状態で

ママが笑顔になる家庭は

いまどき珍しいかもしれません。

ママも無意識に

パパに対して父親の威厳を求めつつ

イクメンとして育児に積極的でいてほしい

という矛盾を持っていることに

気付いていないかもしれません。

もちろん威厳がなく頼りないのでは

子育てする上で心もとないですが

これからの時代は

父親が子どもと正面から顔を合わせ

笑顔でコミュニケーションを取ることで

辛いときも苦しいときも

いつもパパが笑顔で励ましてくれた

という記憶とともに

子どもの父親への尊敬のまなざしや

揺るぎない威厳が芽生えるのではないでしょうか。

 

家庭内イクボスはのちに会社のイクボスになる

子育てするということは

人生で最も未知の領域に足を踏み入れ

そのなかでいかに自分らしく

計画力・戦略力をひねり出し

将来の変化にどう柔軟に対応し続け

己のキャパシティのなかで時間管理し

効率よく適材適所に配置し配置され

妻とチームプロジェクトを成功させるか

ということです。

この能力は

仕事においても大いに役立つのです。

未知の領域であった子育てに

日々奮闘し続けているというだけで

それが確固たる自信と実績に繋がるのです。

 

 

長時間労働で家事育児の余力がない場合

まずは週1で定時帰宅してみよう

自分の体はひとつしかありません。

家のことにもっと目を向けよう、頑張ろう

とせっかく思っても

拘束時間が長ければ

それだけ自分の体を犠牲にして

家庭のことも担わなければいけません。

「今日は定時に帰るから、家のことを一緒にやるね」

そう言って出勤することで

前もってママの心に安心を与えられますし

自分もママに宣言することで

「絶対定時で帰るぞ!」と

仕事に向かえます。

 

育休を取るなら4ヶ月以上は取ろう

我が子の誕生の際

男性が取得可能なものに

赤ちゃんが誕生してからの

育児休暇があります。

そして重要なのは

産後8週間は

そもそも女性にとって産後休の期間

ということです。

産後休=ただ思いきり身体を休ませる期間

と男性に思って欲しいくらい

とにかくトラブルが多い期間です。

ぴよもんちは産後8週間の間に

 

  • 産後の下腹部や会陰の痛み
  • 夜泣きと昼夜逆転の生活で寝不足や立ち眩み
  • 長時間の前かがみの授乳姿勢で常に頭痛
  • 乳首からの出血や乳腺炎で通院
  • 気持ちの浮き沈みで常にイライラ
  • 子育てしていけるのかという先の見えない不安

など色々な負の状態に陥って

絶不調そのものでした。

「育休1か月取得した」

という実績をかざす男性もいますが

それはママの懐がとてつもなく深いのでしょう。

出産を経験した身としては

産後2、3週間は本当に許されるなら

ただただ横になっていたい時期です。

そこから徐々に

ちいさくちいさく徐々に

この世に出てきてまだ20日程度の我が子を抱え

日常生活に戻っていくわけですから

1か月という期間がいかに不十分な長さであるか

想像に難くないと思います。

男性育休は最低でも4か月というのは

NPOファザーリングジャパンの方のご意見のようですが

ぴよもんちとしては

男性育休最低でも6か月

これが定着してくれるといいなと思います。

2022年10月から育児休暇に関する内容も改訂され

分割取得可能な回数も増えました。

ぜひ夫婦で話し合って

2か月以上の育休を検討して欲しいです。

 

「仕事にプライベートを持ち込まない」は過去の話

今、パパの夢は

仕事での出世一択でしょうか?

最近は終身雇用が当たり前ではなくなり

出世コースまっしぐらに目を輝かせる若者が

減ってきているようですが

ある意味柔軟さに長けているとも思います。

出世のために上司にゴマをすったり

他人と比べて一喜一憂ばかりして

さらに家庭で良いパパを頑張ったら

精神が崩壊してしまいそうです。

家庭も仕事も100%できる人は

そうそういません。

女性はその点フットワークが軽いです。

長年日本が築き上げてきた

女性は家を守るものという刷り込み

子持ち女性の職場復帰の厳しい現実

たくさんの前例や自身の実体験から

「最初から100%で両立するのは無理だな」

と自分で分かっているからです。

これから家庭に積極的に関わろうと思う男性には

ぜひその逆のパターンであると捉えてもらい

仕事から家庭へシフトする際に

どちらも全力100%はまず無理

と心得て取り組んでいただきたいです。

 

 

イクメン=普通のパパだと思って気楽に

我が家は森くまが育休を取ってくれたのが

5人目ごっちゃんの出産のときが初めてでした。

初めての育休期間を1年で申請しました。

それまでの森くまは

「職場で誰も育休なんて取ってない」

「育休取ってもいいけど復帰後に給料下がっても知らないよ?」

「そんなに言うなら俺が仕事辞めるから働けば?」

と、まあ産後の女性を理解するどころか

かなーり冷たかったのです。

仕事=男のプライド

とでも思っていたのかもしれません。

 

「女性は産後すぐ働けないし

うちは子どもが多いから

仕事を辞めるという選択肢が現実的じゃない

何故かわからないけど全然身体が休まらない」

とぴよもんちも言い返しては

森くまと口論の繰り返しでした。

 

最終的に両方の親を巻き込んだ大喧嘩ののちに

2人だけで頑張るのは無理があるね

パパが仕事、ママが家庭

の考えでは我が家は上手く機能しないね

仕事も子育ても全力では

体がすぐ悲鳴を上げて

子どもたちにもいい迷惑だよね。

 

ママが仕事を優先して

パパが家庭を優先すると

うちの子どもはなぜか嬉しそうだし。

 

そのときの教訓を踏まえて

ごっちゃんの妊娠が分かったとき

この子は絶対一緒に育てる

という覚悟を持ってくれたようでした。

育休1年は長いようであっという間でしたが

森くまは育休期間中

何度もこう口にしていました。

「1年取って本当に良かった。

子どもの成長を見守るって幸せだ。」

 

育休が明けてからも

いまだに言い続けていて

目を細めながら

「いっちゃんのときから

ちゃんと見たかったなあ」

とも繰り返し言っていたので

本当に充実した時間を過ごせたのだと思います。

そして子どもたちからの視線も

「いつも仕事で家に居ないパパ」

から

「家族のために頑張ってくれているパパ」

に自然と変わったようです。

仕事で家に居ないのも

家族のために頑張っているのも

どちらも事実なのですが

子どもたちがどう認識しているか

ということが私にはとても重要だったので

1年思いきり子どもたちと向き合ってくれたことに

心から感謝しています。

 

そんなこんなで現在のぴよもんち家は

昔の喧嘩がウソのように夫婦仲も良くなり

子どもたちも明るくたくましく育っています。

 

妻は夫に自分と同じレベルの家事育児を求めず

夫は命がけで出産した妻を

「愛する女性」として変わらず思いやり

夫婦で育児に向き合いましょう。

 

仕事一筋40年と言わず

パパだってお休みや自分時間を持ちながら

家族との幸せな未来を

思い描いていける時代です。

イクメンという言葉に夢を持ちすぎず

世間体のかっこいいに囚われず

ママのご機嫌も上手に取りつつ

自分らしいイクメンスタイルで

子どもを育てていきましょう。

 

 

 

今日も頑張るあなたにエールを!

 

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