いっしょに子どもを育てよう

夫婦で一緒にがんばろう。そう思えるまで10年かかった私たち。子どもって十人十色、夫婦の在り方もそれぞれ違う。だからみんな日々悩んでいる。それならみんなで「一緒にがんばろう」

いっそのこと もうちょっとだけ雑に生きてみないか

こんにちは、ぴよもんちです。

今日も仕事に家事育児と頑張るみなさん、お疲れ様です。

 

今日は手を抜くのが下手な人や

頑張ることをやめられない人が

完璧という呪縛から

抜け出すヒントに繋がる本のお話。

もうちょっと「雑」に生きてみないか (WIDE SHINSHO)

というタイトルの本です。

いいですね。

大賛成です。

怠けたいとか面倒くさいとか

そういう意味の大賛成とは違いますよ。

ナマケモノの赤ちゃんの泣き声は めちゃくちゃ可愛いらしい

目次

 

育児はひとりじゃ絶対無理

数年前まで育児ノイローゼ

家庭崩壊の危機に陥っていたぴよもんち家。

そこから立て直すために

私自身に一番必要だったのが

雑に生きることでした。

 

今は共働き世帯が珍しくないですし

ワンオペ育児というワードも

過去のものではなく今も変わらず健在です。

男性育休は制度こそあれ

使ったことがある方は圧倒的に少ないです。

そもそも1週間や1か月

育休を取得したところで

育休を取ったと胸を張って言われたら

5人を育てる母親として

ぜひ一言モノ申したいくらいです。

それだけ、この世に生まれたばかりの人間を育てる

というのは時間と労力が必要なのです。

 

この

もうちょっと「雑」に生きてみないか (WIDE SHINSHO)

という本には

完璧主義の3か条が出てきます。

 

  1. 負けてはいけない
  2. やればできる
  3. いまがすべて

 

しかし、実際は何事も

負けることだってある

やってできないこともある

いまでなくてもいいことだらけ

なんですよね。

 

自分でも気づかない思い込み

真面目に頑張る人は

こうしなければ

こうあるべきだ

という思考に囚われがちで

もし可能なら こうしよう

理想を言うなら こうあるようにしたい

と変換できません。

 

ここで負けたら

ここで逃げ出してしまったら

ここで頑張らなければ

ここで諦めてしまったら

 

全てが台無しになってしまう

 

これはかなり極端に自らを追い詰めてしまう思考ですが

雑にできない人と言うのは

本当にそう思い込んでしまうのです。

まるでかつての私のよう。

なのでこの捉え方も理解できます。

 

自分でなければいけないはず

きっと期待されているはずだから

人に迷惑をかけるなんてもってのほか

 

これらは、裏を返せば

自分の代わりは誰もいない

という強いうぬぼれの証拠です。

 

会社で真面目過ぎる部下に対し、上司が

「中身なんてこっちでいくらでも直せるし

君の変わりは探せば見つかるから

とりあえず期限さえ守れば良い!」

と突き放して初めて

真面目スイッチを自力でオフにできるんです。

そうまで言わないと気付かないというのは

自分は絶対完璧にできる!!という

一種のうぬぼれがあるから。

 

私も育児を真面目にやろうとしすぎた結果

周りは別に求めていないことにも

全力で挑もうとして自爆しました。

思い切り失敗したので、それが良い薬となり

もう今では超テキトー母ちゃんです。

それで子どもたちがまともに育たないか

というと、それぞれの個性を思う存分発揮して

毎日すくすく育ってくれています。

気付かせてくれた周りの人たちに本当に感謝です。

 

 

遠くを見る・未来を考える

いまがすべて

と思わずに

今は無理でもそのうちできるだろう

今はちょっとくらい雑でいいか

というくらいの気持ちを持つことで

いまに縛られて身動きできない事態にならず

未来を見失わずに済むのです。

 

若いうちに一度挫折すると

次にまた挫折があるかもしれない

と心構えをして未来を描けます。

今まで成功の道しか歩んでこなかった人は

大人になって初めての挫折で

全てを見失って未来に希望を抱けなくなります。

 

かわいい子には旅をさせよ

若いうちの苦労は買ってでもせよ

 

という昔の人の格言は

人の心の本質を説いているのですね。

 

 

雑に生きても許される世の中

約束を自分から取り付けておいてすっかり忘れている人

割と散らかっている部屋をそんなに散らかっていないと思う人

 

はじめから真面目な人もいれば

はじめから雑な人もいるのが世の中です。

何もかもを自分の気が済むまでやり続けていたら

次に取り組む前に余力がゼロになって

せっかくのチャンスを逃すことだってあります。

 

そんな時こそ人任せでいいのです。

任せる=無責任 ではありません。

出来ないままいつまでも

一人で抱え込むことの方が

よっぽど無責任で迷惑なんです。

行き過ぎた真面目さは

長所になりきれません。

何事もほどほどに そして雑に

でいいのです。

 

 

気の休まらない生き方にGood-bye

AI技術の発展が目まぐるしい今の時代に

働かざる者食うべからず

の真面目精神ではやっていけません。

むしろ

「できません」

「負けました」

とあっさりやめたり諦めたりして

楽しく生きる道を優先させる方が

上手くいったりします。

 

AIの完璧さが

今までの人間の苦労を一瞬で片付け

「ああ、これくらいでいいのか」

と人の心を軽くしてくれたりもするわけです。

 

「マシ」はポジティブワード

雑な人は何事にも

やらないよりマシ

以前よりマシ

こっちのほうがマシ

で生きています。

マシ=better

つまり、「より良い」という意味の

超ポジティブワードなんです。

マシと思うことで

「いま」と気楽に向き合えて

大きな失望もとくにする必要もなくて

色々な選択肢の中から

余裕を持って選択することができます。

 

 

なんだか「雑」の一言だけでは

マイナスイメージに思えてしまうものも

このように見ていくと

今の世の中を最小限のストレスで生きるのに

とても適している考え方だと思えてきますよね。

 

以前は私も「雑」が許せなかった一人。

真面目さが負の効果を発揮して

自分に返ってきているのだと

育児ノイローゼになるまで

本当に気付かなかったのです。

子どもをどれだけ大好きでも

真面目すぎるとその気持ちは相手への押しつけになって

子どもと自分をがんじがらめにしてしまいます。

子育てに限らず

雑になるって必要なことです。

真面目な人ならなおさら。

いま、目の前で一生懸命頑張っているのに

空回りしている人がいるのなら

ぜひ声をかけてあげてください。

 

「もうちょっと、雑に生きてみないか」

 

と。

 

今日も頑張るあなたにエールを!

 

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