こんにちは、ぴよもんちです。
今日も仕事に家事育児と頑張るみなさん、おつかれさまです。
もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと (扶桑社BOOKS)
という本を読みました。
ぴよもんちは
20代でもなければ
50代でもないのですが
若い頃の自分に
将来あなたはこうなるから
ココ気を付けたほうがいいよ
なんて言えたら
きっと若い頃の私も
「えー!
もっと早く言ってよ!」
そう言い返してきそうだと思い
手に取った1冊。
軽快なしゃべり口調で書かれているので
陽気なテンションをイメージしながら
気楽に読める内容でした。
20代の頃は
ちゃんとやろう!と決心しても結局できない。
意思が弱い自分に落ち込む。
50代の今は
自分の意志ほど
当てにならないものはないよ!
20代の頃は
おしゃれな器を集めて
センスいい!て言われたい。
50代の今は
誰かに見せびらかす食卓で
幸せにはなれないよ。
なんてことが
著者自身が若かりし自分に向けて
そしてこれから歳を重ねる若い世代に向けて
書いてあるわけです。
その中で
日ごろ子育てに追われ
自分がどうしたいのか分からなくなったとき
思い出したら心が軽くなりそう
と思う言葉がありました。
20代
結婚って
好きな人とずっと一緒にいるためにするもの
50代の今は
結婚して子どもを産む…
そこには未来につながる時間軸があるんだよ
著者は20代で結婚しその後間もなく離婚。
現在は再婚していますが
子どもを産む機会はなかったのだそう。
それでも本人が幸せなら
それが最善の選択だったのだろうと思いますが
彼女は
「私と夫の会話には50年後、60年後の未来は繋がっていない。子どもを産むことは永い未来の時間軸を持って生きられるということだよ」
と言っています。
幼い子どもならではの視点にハッとさせられたり
この子が大きくなったら何になるのか
その頃には何が流行っているのか
そんな何十年後まで
自然に未来を思い描く会話ができるのは
子どもを持つことの良さであり
人間の生命の営みの素晴らしさを感じる瞬間である
と彼女自身
甥や姪の姿を見守る中で
ふと思ったのだとか。
確かに結婚して
子どもを持つだけが幸せではないですし
子育ては夫婦間だけで
うまくやっていけるものではありません。
しかし大変であると同時に
上で言うように
自分たち夫婦だけの時間軸は
長くて数十年。
さらにそこに
自分たちの子どもの未来が加われば
時間軸の幅は一気に可能性に満ち溢れます。
いまこうして
大変ながらも子育てする時間が
森くまと二人で一緒にいるのでは
考えつかなかったであろう未来への
幅広い時間軸に繋がっているのだと思うと
子どもを産み育てることの尊さを
感じられたりします。
5人分の時間軸が加わり
それだけ
私たち夫婦が
この先子どもに見せてもらえる景色がある
ということなのです。
そう思うと
なんだか清々しいような
誇れるような
キラキラした気持ちになります。
筆者自身の経験をもって
50代という人生の節目を迎えた立場での
リアルな言葉であることが
余計に深く心に刺さりました。
過去の自分には戻れないし
忠告をしに行くこともできませんが
今を生きるこれからの世代に
知って欲しい感覚が詰まった一冊でした。
また時々
このような人生の先輩の言葉がつづられた
素敵な本を探してみようと思います。
そして今の自分に
しっかり聞かせてあげようと思います。
今日も頑張るあなたにエールを!