いっしょに子どもを育てよう

夫婦で一緒にがんばろう。そう思えるまで10年かかった私たち。子どもって十人十色、夫婦の在り方もそれぞれ違う。だからみんな日々悩んでいる。それならみんなで「一緒にがんばろう」

父親のための 娘のトリセツ

こんにちは、ぴよもんちです。

今日も仕事に家事育児と頑張るみなさん、おつかれさまです。

 



 

娘のトリセツ(小学館新書)

という本があります。

 

作者の黒川さんが

娘として生まれ育ったなかで

父親のことが大好きになったきっかけ

父親だけが娘に与えられるものについて

理由や過程の持論を書いている本です。

 

 

ぴよもんち自身

娘を育てる親として

参考にさせていただこう

と思って手に取りました。

 

冒頭から

素敵な言葉が並んでいる本で

私が好きな内容でした。

 

 

父の愛は 娘の一生を守る

生まれたての愛しい娘

父に対する嫌悪感丸出し思春期の娘

会話や話がいまいち通じ合わない大人に成長した娘

 

どんなときの娘にも

父親として

娘を守る表現方法に

多少なりコツが要るもの。

ただ仲が良いだけではない

ちょっとした覚悟と

少しの知識が必要なのです。

 

父の愛は 時間差で追いかけてくる

娘が父を嫌っていても

何ら気にする必要はありません。

娘自身が

当時の父親の歳になって

しみてくる何かがあるのです。

娘は歳を重ねるごとに

父の愛を拾って生きていきます。

 

ここは 母親が幸せになる場所だ

母子の喧嘩には

割って入る必要はないのです。

その代わり

娘に一つだけ伝えるのです。

「どちらが正しいのかは知らない。

ただ、この家は母さんが幸せになる場所だ。

母さんを泣かせた時点で、お前の負けだよ」と。

母の言いなりになる必要も

ビクビク顔色をうかがう必要もないけれど

良い時も悪い時も

その家の舵を切る存在の母親。

 

正しいかどうかや世間体がどうかでなく

幸せにしようと決めた人が

笑顔で幸せであればいい

という父親のマインドが

娘の自立を促し

娘を中心に世界は回っていないという現実を

抵抗なく受け入れられる人間にし

頑張りすぎて追い込むことのない

自然体の自分で居られるよう

手助けしてくれるのです。

 

 

下の子が生まれたときこそ いっそう頼ろう

何気ない日常から

娘を頼る習慣をつけます。

「夕飯の味見してくれる?」

「新しいソファーの色、何が良いかな?」

なんて具合に。

 

その中でもとりわけ

頼るべきタイミングがあります。

 

下の子の誕生です。

 

きょうだいの誕生は

家族にとって

娘にとって

人生を大きく左右する

ビッグイベントです。

観察力が優れている女性脳は

今まで何でも一番だったのに

急に家じゅうが

赤ちゃん中心に回り始め

大きなショックを受けます。

そんなときに

「もうお姉ちゃんなんだから!」

はNGです。

パパと娘でバディを組み

ママと赤ちゃんをサポートします。

仕事に行く前にも忘れてはいけない一言。

「ママと赤ちゃんをよろしくね」

 

頼りにされて

感謝されて

娘はお姉ちゃんになっていくのです。

 

 

父親として

娘にしていきたい対応や姿勢は

この本には以下の流れで書かれています。

 

娘を無条件で愛す

娘が一番ではないことを知らせる

妻ファーストを貫く

妻の悪口を言わない覚悟を持つ

妻をえこひいきする覚悟を持つ

妻からの全幅の信頼が娘から父への絶対的信頼になる

 

 

父親との思い出や

当時の父親の記憶を交え

作者の父親への敬愛が

とてもよく伝わってくる内容でした。

森くまにも

我が子との関係を

彼なりの父親像で

築いていってほしいな

なんて思います。

そして

夫婦で信頼し合う姿や

妻を愛し抜き

最優先する父親の姿は

娘の結婚観や男性へのイメージに

良い影響が盛りだくさんなようです。

 

この先

きっと

大なり小なり

夫婦喧嘩もあるでしょうし

思春期になった娘との接し方に悩んだり

山あり谷あり

大変なこともあるでしょう。

 

それでも

この本に書かれているように

家族で心を通わせる会話を心掛け

小さなことでも娘を頼りにし

時には弱みを見せ

趣味を極めてイキイキする父親の姿を

娘は何年何十年かけて

敬愛していくものなのかもしれません。

 

今まさに世の娘を愛する父親はもちろん

様々な理由で父の居ない娘

本の内容とかけ離れたひどい父親の娘にも

読んで惹かれるページが

きっとあるはずです。

「娘」

という女性脳を

おおらかに解き放つ方法が

たくさん詰まった1冊です。

 

 

 

今日も頑張るあなたにエールを!

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