こんにちは、ぴよもんちです。
今日も仕事に家事育児に頑張るみなさん、お疲れさまです。
今日は、真面目な人ほど損をする、そんな人生にならないように、毎日誰かのために頑張る人へ送るお話。
どうやら、お察し力というものが、この世には存在するそうなのです。
お察し力とは、人の気持ちや行動を事前に察して先回りして動くことで、相手が気持ちよく居心地のよい状態でいられるようサポートする力のこと。
ただ、このお察し力、けっこうなクセモノでもあります。
他人に思いやりをもって接し、自分のことを後回しにして助けられるって素晴らしいですよね。でもお察し力が高い人ほど、自分の思い通りに物事が進まずモヤモヤしたり、疲れてしまうんです。
せっかく素敵な力を持っていても、報われないなんて悲しすぎます。
「そんな損な役回りだけがお察し力というのなら、お察し力が高くて良いことなんて何もないじゃん!」
と思ってしまいます。
でも、使い方次第で自分の周りを居心地よくできる優れものでもあるんです。
それを教えてくれるのが、こちらの本。
相手のために良かれと思ってやったのに、いつも特別感謝をされない。
むしろ、「こんなことまで頼んでいない!」「全部、勝手に動いたお前のせいだ!」といった期待と真逆の反応が当たり前にある。なんだか…
私ばっかり損してる!
そんな気持ちからの脱却法を教えてくれる一冊です。
著者は心理カウンセラーの根本裕幸さん。
雑誌「anan」「CLASSY.」「LEE」でも記事を書いたことがある方です。
現代の日本人の、奥ゆかしさゆえのもどかしさを、丁寧に分かりやすく解説してくれます。少し内容をご紹介。
「察しすぎ」が人間関係を困らせる
人間関係には、ルールはあってないようなもの。
人間関係にはバランスの法則というものがあり、「お察し上手な人」には自然と「無神経な人」が集まるように出来ています。
そして、周りはあなたが一生懸命気を遣うのと同じほど、「お察し上手」でも「細やかな性格」でもないという事を知っておきましょう。
お察し上手が陥る幻想
- いつかわかってもらえる
- 自分が我慢すれば丸く収まる
- これだけ頑張れば喜んでもらえる
そもそもお察し上手=他人軸なのです。あらゆることに敏感すぎて、周りの人から受ける情報量が圧倒的に多く、他人の言動や感情に振り回されやすいのです。
自分軸では長所でも他人軸では短所の「お察し力」。
- 相手が喜ぶことを想像して、それを実現するために行動する
- 相手の反応にかかわらず、その行為そのものに自分が喜びを感じられる
この二つは、自分軸では愛情として働きますが、他人軸では相手の反応を気にしすぎるあまり、結果として取引や犠牲の部類になってしまうのです。
「せっかくあなたのためにやったのだから喜んでよ」
「思った反応がもらえなかった。やらなければよかった」
という具合に。
そして本の終盤には、自分軸になるためのワークとして、その日からすぐ出来る、思考を変える方法が載っています。
自分の気持ちを優先できる伝え方
- 期待しない、とアプローチ
- 好き!したい!を大量リストアップ
- 欲しいものを声に出す
- 元気でなくてもポジティブワード
- お願い・頼み・甘えで楽になる
- 自分へのご褒美を欠かさない
いま、自分は幸せだ!と気づく力
- 嫌われるおそれを手放す
- 自分が愛されている証拠探し
- 今までの人間関係に感謝
- 自分の行動を「愛」から見つめる
といった具合に、いつも誰かのために頑張っているからこそ心に響く、とにかく前向きになれる内容が盛りだくさんです。
「一生懸命やっているのに報われない人」にならないために、自分軸を持って、時には自分第一主義でドライな一面も出していきましょう。
今日も頑張るあなたにエールを!