いっしょに子どもを育てよう

夫婦で一緒にがんばろう。そう思えるまで10年かかった私たち。子どもって十人十色、夫婦の在り方もそれぞれ違う。だからみんな日々悩んでいる。それならみんなで「一緒にがんばろう」

AI vs 未来の子どもたち

こんにちは、ぴよもんちです。

今日も仕事に家事育児と頑張るみなさん、おつかれさまです。

未来の子どもの可能性を考える日本

目次

 

 

 

子どもの基礎読解力の低下

 

新年早々突然ですが

みなさんに問題です。

ぜひ読んで考えてみて下さい。

 

 

公園に子どもたちが集まっています。

男の子も女の子もいます。

よく観察すると

帽子を被っていない子どもは

みんな女の子です。

そして

スニーカーを履いている男の子は

一人もいません。

 

次の①②③のうち

当てはまるものをすべて選びましょう。

 

①男の子はみんな帽子をかぶっている

②帽子をかぶっている女の子はいない

③帽子を被っていて、しかもスニーカーを履いている子どもは一人もいない

 

 

 

 

 

 

お分かりでしょうか?

答え合わせしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

正しいのは①のみ

です。

 

②は

帽子をかぶっていない子どもはみんな女の子

女の子はみんな帽子をかぶっていない

が必ずしもイコールではないからです。

帽子をかぶっていないのは女の子ばかりだけど

遊んでいる子どもの中に

帽子をかぶった女の子もいる可能性があります。

 

③は

②でも分かるように

スニーカーを履いている男の子は一人もいませんが

帽子をかぶっていてスニーカーを履いている女の子が

いる可能性がじゅうぶんあります。

 

 

このような問題を最近の大学生に出題すると

入試で問われるスキルは何一つ必要ないのに

正解率は68%未満だそうです。

基礎読解力が養われていないまま

学生が必死に勉強して大学に進学しても

大学生活で本来得られるはずのものが

すでに限定されてしまった状態で

入学することになりかねないと

専門家たちは懸念しているそうです。

AIが発達を続ける今の時代で

日本の子どもたちの読解力が

危機にさらされているというのです。

 

上の問題のように「よく読めば分かる問題」で

中高生向けのアンケートを取った専門家たち。

そもそも内容を読み解く力の差が

どこから来るのか注目したとき

高校生の半数以上が

教科書に書かれている内容を理解できていない

との見解に至ったのだそう。

 

確かにぴよもんちも学生時代

教科書より問題を解くこと

テキストより暗記して覚えること

のほうが圧倒的に多かったような気がします。

そもそもの基礎読解力がなっていないと

何をするにもこの先つまずく原因になる

ということを知っていたら

もっと教科書を読み込んでいたのに…!

我が子たちの宿題を見ていても

確かに問題につまずいた時

「教科書を開こう」

とはならず問題とにらめっこ。

まだ低学年のさんちゃんは

算数は「数字が違う」という理由で

教科書を参考にしない時すらあります。

数字が同じだったら

それはもうただの答えですよね。

「ああ、ここで

すでに違いが出るのか。

言っているのはこの事か」

と実感しました。

確かに教科書の内容を理解できていれば

数字が何であれ解けるわけですから。

教科書を読み込むクセをつけて

基礎を自力で読み解いていけるよう

これからも注意深く見守っていこうと思います。

 

 

人間とAIの得意不得意

 

今ではAIといえば人の生活に

欠かせないものの一つになってきています。

そんな時代で専門家は

AIに対する日米間の大きなズレ

2つあると指摘しています。

一つが、AIに対する期待度

日本のAI専門家が

近未来にAIが夢のような世界を実現する

という大きな期待があるのに対し

AIをけん引してきたアメリカでは

AIの実力を冷静に判断している研究者が多い

といいます。

 

もう一つはAIへの投資の現実感

日本ではAIへの期待がこれほど大きいのに

投資=ギャンブルという思考の国民性が

圧倒的知識不足・実績不足を招き

未だに国や企業は

AI投資の方針を決め切れていません。

 

近未来の人工知能

夢や希望を持つのは良いですが

AIも全てにおいて完璧とは

今の時点では全く言えないようです。

下の文は自動翻訳機で

日本語の文を英訳した時のものです。

 

 

私は先週、山口と広島に行った。

I went to yamaguchi and hiroshima.

 

果たしてこの英訳は正しいのでしょうか?

実は日本語の意味が2通りあることに

お気づきの方もいることでしょう。

 

 

 

そうです。

 

私は先週、山口県広島県に行った。

 

私は先週、山口さんと広島県に行った。

 

日本語の場合

上記2つは全く異なる内容の文ですが

AIが英文に翻訳すると

山口=人間

という認識では変換してくれません。

 

私も試しに自動翻訳機能を使って

同じことをしてみました。

やはり、日本語から英語に変換すると

山口=県名

という認識で翻訳してしまいました。

 

そしてこれも面白かったです。

 

「この近くのおいしい和食の店」

「この近くのまずい和食の店」

「この近くの和食以外の店」

これらを音声認識機能で検索すると

3回とも似たようなお店がずらっと出てきました。

AIは実は「暑い・寒い」の区別も

出来ないといいます。

ぴよもんちはこれは知らなかったので

正直驚きました。

AIが万能になるまでは

まだまだ長い年月と莫大な投資が必要

という事ですね。

そしてまだまだ

人間の活躍は必須なのです。

 

 

研究チームの専門的意見

 

ただ

それだから大丈夫

という話ではなくて

科学の限界への謙虚さを持つこと

の重要性も考えなくてはいけません。

 

つまり令和の時代も

AIの限界は完全になくなることはなく

人間はAIにおびえる必要はない

そして

まだまだ人が成長し続けるために

未来の子ども達の教育も

AIとの共存の中で

考えていかねばならない

これを専門家は説いています。

 

そしてこうも言っていました。

 

AIのおかげで仕事が楽になり

長時間労働の必要性がなくなり

豊かに生活できるかもしれない

 

しかしそれは

 

AIには手に負えない仕事を

大多数の人間が引き受けられることが大前提

 

これを忘れてはいけません、と。

 

 

 

さて

では結局どうする?

というお話ですが

 

今の科学ではまだまだ時間・労力・お金をかけて

AIの発展と進化が続いていくということ

 

それには人の力が必要不可欠なので

完全に人間がいらない世界は

孫の代になっても来そうにないこと

 

人間が習得可能でAIが苦手とする

基礎読解力が若者の中で消え始めていることに

危機感を持って大人が対応すべきこと

 

まとめるとこれらが言えます。

AIの未来については

専門家ではないので詳しい事情は

よく分かりませんが

子育て世代としては

我が子に夢や希望を持って欲しいですし

基礎読解力を正しく習得すれば

最大限の吸収力を

身につけられると分かったので

まずは基礎読解力を養うことから

気にして子育てしていこうと思います。

 

真面目に書いていて

ふと思い出した昔の記憶。

つーちゃんが4、5歳の頃

「ふう~!

なんだか暑くて汗っちゃう!」

と汗をぬぐっていたあの夏の日。

つーちゃんはきっと

「汗」という言葉だけを覚えていたから

そう使ったのだと思います。

ふむふむ。

確かに

焦っている人=汗をかいている

というイメージが

不思議と思い浮かびます。

日常のありふれた雰囲気から

言葉を紡ぎ出す人間と

そんな人間が作り出すAIとの共存は

まだ始まったばかり。

 

子どもの未来もAIの未来も

きっと明るいのでしょう。

 

 

今日も頑張るあなたにエールを!

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